ドライバー不足が問題視されている現代

物流の世界でドライバーが不足している原因は大きく2つあります。

まずインターネット通販の発達により物流量が増えたことが挙げられます。

2000年代を通してインターネットは世界的に普及しました。

日本も例外ではなく、90年代や2000年代初期は一般家庭でインターネットを使用している事例は少数派でしたが現在ではごく一般的なインフラとなっています。

インターネットの急速な普及と通販サイト利用者の爆発的な増大は物流量を増大させ、既存の物流網に大きな負担となりました。

またインターネットサイトによる通信販売は、送料が安いことでも知られています。

各物流会社では物流量は増えるものの利益が少ないため、ドライバーの人件費を上げることが難しいという問題を抱えていました。

そのため物流会社の中にはインターネットの通販サイトからの商品輸送の依頼を断る事例も見られます。

ドライバー不足を解消できなければ、一般的な荷物の輸送にも支障が生じるため通販サイトからの依頼を断るというのも無理のないことです。

かつては100円程度の小さな買い物でも送料無料サービスを提供していた大手通販サイトでは、送料を値上げしたり一定額以上の購入の場合にだけ送料を無料とするようになってきています。

それでも物流業界にとって料金が安く荷物量が膨大であるという点に変わりはありません。

各物流会社は慢性的なドライバー不足に悩まされています。

また各物流会社でドライバーが不足している問題の原因はインターネット通販サイトの発達だけではありません。

日本は長い間経済的な不況が続いてきましたが小売業や飲食業、製造業など様々な業種でコストの削減が図られました。

人員削減などによる人件費の削減の他に物流にかかる輸送費の削減なども行われたため、最終的に物流会社にしわ寄せがくることになります。

売上を伸ばすことが難しい時代において各業種とも一定の値下げをすることが求められます。

近年日本の物価は低下し、いわゆるデフレーションと呼ばれる状態が続いてきました。

物流会社は小売業や飲食業など様々な業界を下支えする存在ですが、それらの業種において商品やサービスの値下げが続く中で売上を伸ばすのは困難です。

そのため物流会社でも利益を確保するためにサービスの料金を値下げせざるを得ません。

物価が下落するデフレーションの時代には給料を上げることができず、物流会社のドライバーも不足することになります。

物流業界のドライバー不足の問題を解決するには、ドローンなどの新技術を活用することによる物流網の効率化が必要です。

また日本政府には、積極的な財政政策を行うなどによりデフレーションからの脱却を図ることが求められます。

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